【地獄!?】浪人経験者が語る浪人生が辛い本当の理由
みなさん、はじめまして!東北大学経済学部三年ピュアトトロといいます。
僕は1年間浪人を経験してきました。
ピュアトトロ受験結果
現役時 京都大学 総合人間学部 ×
早稲田大学 商学部 ×
立命館大学 経済学部 セ利 ○
浪人時 東北大学 経済学部 ○
慶應義塾大学 経済学部 ×
同志社大学 経済学部 ○
同志社大学 政策学部
みなさんは「浪人」に関してどのようなイメージを持っていますか?
浪人で成績が上がる!
現役で落ちても浪人すればいいや!
「浪人」に対して楽観的で前向きな考えを持っている人もいるかもしれません。
浪人は地獄です。
浪人はつらいです。
中途半端な気持ちで浪人をすれば確実に後悔します。絶対にやめてください。
では、なぜ浪人は地獄なのでしょうか?
この記事では浪人生が辛い本当の理由についてお伝えします。
~目次~
自分の才能の限界を知ることになる
浪人生は自分の才能の限界に気付きます。
現役生は「勉強をすれば成績が上がる」と確信が持てています。
D判定やE判定のような悪い判定が出ても、本人が伸びしろを感じているために合格の希望をもって勉強に励むことができます。
しかし、浪人生はそうはいきません。僕が一番地獄をみたのは秋でした。
僕は浪人の9月まで、第一志望A判定、悪くてもB判定でした。
▲進研ゼミマーク模試(浪人6月)
公立高校の受験生は授業範囲が高3秋の時点でまだ終わっていません。
文系だと社会系科目(倫理政経)、理系だと数Ⅲや物理化学などが未完全です。秋ごろから徐々にすべての分野を教わって定着してきた現役生の追い上げが始まります。
▲駿台京大実践模試(11月)
なんで下がってるの…
今までの模試成績から大幅に下降して、C判定でした。
そもそも人間は成績の伸びに限界があります。
この記事をみているほぼ全員がどれだけ努力しても東大医学部に合格できないことは気付いていると思います。
さらに、浪人生は現役生より志望大学を高めに設定するので、努力して勉強し続けても成績が合格県内に届かないことが多いです。
現に僕の京大文系集中コースでは始め43人の浪人生が在籍していましたが、実際に京大を受験した浪人生は十数名、合格できたのはたったの7名でした。
勉強できることはし尽くした。
もう何やっても無駄。
浪人生は自分に合格の才能がないと気付くのです。自分の可能性の限界を知ってしまうのです。
↓↓浪人秋の詳しい実情はこちら↓↓
モチベーションが低下する
僕は模試結果で現実を突きつけられてから、モチベーションが激減しました。
ショックで勉強に手が付かない日々が続きました。
現実逃避で5時間YouTubeをぶっ通しで見た日もありました。
今までこれだけ努力して判定が下がるくらいならこれから先、勉強しても成績は上がらずに合格できないと思ったんです。
「自分は何か間違ったことをしてきたのか?」
「このまま勉強をし続けることに意味はあるのだろうか?」
ずっと考えても答えは見つからないままでした。
罪悪感と常に向き合うことになる
浪人生はモチベーションが地の底まで落ちたとしても、勉強以外にすることがありません。
現実逃避して勉強を放棄していれば、半端ない罪悪感が襲ってきます。勉強のしない浪人生は浪人生ではなく「ただのニート」だからです。
勉強に対する意欲を無くし、勉強の意味さえ見失った状態でも、浪人生は罪悪感から逃れるため、勉強し続けるしかないのです。
これほどの生き地獄が他にあるでしょうか…?
空白の一年間を過ごすことになる
現役で大学に進学した自分の同級生たちは受験の苦しさなど忘れて、バイト、サークル、旅行、恋愛など社会経験を積み、成長を感じています。
浪人の選択をした自分は俗世を離れ、一年間勉強をするだけの毎日を過ごすことになります。社会的に死んだ1年間を過ごす虚無感は想像を絶するものです。
僕は大学に進学した友達の充実したTwitterを観てしまった時、とてもつらい思いをしました。
はぁ…自分何してんだろ…
しかし、浪人生はそこで落ち込んでなんかいられません。現実逃避をすればするほど、成績は下がって不合格へと近づくのは確実です。
辛い現実から逃れるには勉強するしかないのです。
プレッシャーが桁違いになる
青春の10代の中の1年間を志望校合格の為に捧げている浪人生にとって、第一志望不合格は人生の終わりを意味します。
さらに、浪人生は親に負担をかけている負い目も加わります。
親の応援でさえも自分の気持ちを締め付けるのです。
1年間合格のためにやってきたという自分自身の努力がそのまま受験へのプレッシャーへと変化し、自分を容赦なく痛みつけます。
浪人生の受験に対する精神的負担は現役生の何倍、何十倍にも膨れ上がっているのです。
莫大なお金がかかる
浪人方法や受験大学学部によって個人差はありますが、浪人には多くのお金が必要となります。
ちなみに、僕は浪人によって約200万円費やしています。
大手予備校の通年コース
僕が在籍していた駿台予備校スーパー京大文系コースは83万5千円でした。他コースや河合塾でも年間約80万前後と考えていいです。
大手予備校の追加講習
大手予備校では夏休み、冬休みも夏期講習、センター二次直前講習で追加料金が発生します。
- 夏期講習 7万円×5講座=35万円
- 冬期講習 7万円×3講座=21万円
- 直前講習 2万円×3講座= 6万円
宅浪の選択をすれば、これらの追加料金はかかることはありません。
受験料+受験関連費
浪人生は受験に対して慎重思考であるため、滑り止めの受験も沢山あり、現役と比べて受験料も多くかかる傾向があります。また、受験会場までの交通費、受験時の宿泊費もかかります。
- センター試験受講料 1万8千円
- 私立大学受験料 約15万円
- 東北大学受験料 約2万円
- 受験時交通費(東京・仙台) 約10万円
- 受験時宿泊費(東京・仙台) 約10万円
その他
実家から予備校までの交通費、参考書代などかかりました。
- 通学定期 約12万円
- 参考書代 約 2万円
実家から通える距離に大手予備校がない場合は寮生活になるため、その料金も追加で必要になります。
社会復帰時期の遅れ
浪人生は現役生と比べて社会人になることが遅れるので、1年間(1浪の場合)分の初年度の年収分も費用の負担と考えるべきかもです。
大学卒初年度年収平均 約400万
まとめ
いかがだったでしょうか?
浪人は辛い!浪人は地獄だ!とここまで述べてきたけれども、浪人したことを僕は後悔はしていません。確かに、浪人は地獄のように辛い日々だったけれども浪人してよかったと僕は思っています。
浪人することによって得られたこと、成長を感じられたことは沢山あったからです。
浪人するメリットについても記事にしているのでよかったらご覧ください!
↓↓浪人してよかったこと4選↓↓
最後まで御覧いただきありがとうございました。
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