東北大生のひとりごと

大学受験・大学生活における悩みを解決するブログ

仙台→青森(往復総距離704㎞)ヒッチハイク旅成功!!

 

みなさんはヒッチハイクについてどのような印象を持っていますか?


去年のGW(2019年5月3日~5日)に仙台に来るはずだった大阪の友達が熱で仙台に来れなくなって、暇になったので

大学生といえばヒッチハイクって感じなんでまぁやってみるか!

といった軽いノリでヒッチハイクを決行しました。前日は日光に行くつもりが朝起きると、北海道の気分になったので函館を目指すことに。この記事ではこの時のヒッチハイク体験談をお伝えします。

 

~目次~

 

序章 

自宅→仙台宮城IC 

f:id:ponpon825:20191025162421j:image

 

自宅から徒歩で、途中で電車を使って、宮城仙台ICに到着しました。日差しが強くて暑かったです。Amazonの段ボールに裏紙を張って岩手と書いて準備完了!超適当に製作しました(製作費0円)

まず最初に看板を掲げなければならないのですが、勇気がでなかったです。とても時間がかかりました。自分は馬鹿なことをしているのではないのだろうか?どうしてここにいるのだろか?本当に函館までいけるのか?何度も帰ろうと思いました。お腹はすいていなかったけれど、自宅から持ってきたフルグラを路上でぼりぼり食べてました。
それから葛藤すること15分。ついに勇気を振り絞って、段ボールを掲げました。緊張しました。はじめはドライバーさんに認識すらされませんでした。歩道側に寄りすぎていたせいです。1台また1台と車は通りすぎていきました。10分ほどしてこれはよくないと思い、少し車道側に立ってみたり、段ボールを高く上げてみたり、ドライバーさんとすごく目を合わせたり、笑顔を作っていくなどして工夫を凝らしながら、少しずつ改善していくのち、だんだんと認識はされるようにはなっていきました。 しかしながら、すぐに乗せてくれる車が見つかるわけもなく嘲笑って去っていくドライバーさんもたくさんいました。心が何度も折れそうになりました。何かと理由をつけて段ボールをおろしていました。
岩手というだけのぼろい看板持ったひとが歩道に立ってたらそりゃ馬鹿なんじゃないかって笑いますよね。僕だって笑ってしまいます。しかし、ここで負けたら一生後悔するというか負けだなと思って段ボールを掲げ続けました。1分がとても長く感じられました。

 

ついに初めて段ボールを掲げて30分後、優しそうな男性が「乗ってく?」と声をかけてくれたときはとても嬉しかったです。ようやく函館への第一歩を踏み出すことができました。仙台宮城ICに僕が到着してから1時間15分後のことでした。

 

1台目 移動距離:159㎞ 

仙台宮城IC→紫波SA
乗車時間:1時間55分(9:25~11:20)

乗せていただいた方のPF 30代男性 20代女性

岩手のご実家に帰省する途中だったそうです。「東北大学二年のピュアトトロです。」初めに軽く自己紹介をして、大学でしておいたらいいこととか、人生の先輩としてのアドバイスなどいろいろ教えてもらいました。大仲良さそうな夫婦でした。紫波SAではお昼ご飯として春天丼を奢ってくれました。Twitterのアカウントも交換しました。乗せてもらっただけでもありがたいのにお昼までご馳走になるなんて感謝しかないです。まだこんなにも優しい人たちがいるんだと非常にピュアな気持ちになれました。さて、紫波SAまで送っていただけたわけですが、次に乗せてもらえる車を探さなければなりません。次は新しく重ねた裏紙に「青森」と書き、紫波SA内駐車場を徘徊しました。何名かの方に声はかけていただけたのですが、希望する青森県までという方がなかなか見当たらなかったです。再び段ボールをあげて歩きだしてから5分後、サングラスの男性が声をかけてくださいました。

 

2台目 移動距離:48㎞ 

紫波SA→岩手山SA
乗車時間:40分(12:05~12:45)
乗せていただいた方のPF (父)/(母)/8歳(長女)/3歳(長男)/1歳(次男) 
仙台→十和田湖(観光)

 

青森県の南に位置する十和田湖に家族で観光する予定だったそうです。「クレヨンしんちゃん バカうまっ!B級グルメサバイバル!!」が上映中でした。子供がテレビに夢中だったのでお話しして邪魔しては駄目だと思って一緒に観ることにしました。降ろしてもらうときにちょっと話しました。僕が今しているバイトの取引先で働かれているみたいで何かの縁を感じました。乗せていただけただけで感謝です。優しい夫婦でした。もう岩手の最北部くらいまでこれたのでたぶん行けるなと安心感が出てきました。

 

3台目 移動距離:151㎞

岩手山SA→青森港FT

乗せていただいた方のPF① 20代前半男性/神戸大学卒/第一生命/大阪→青森(観光)
乗せていただいた方のPF② 20代前半男性/神戸大学卒/第一生命/

看板を掲げて三分のことでした。「乗ってく?」と声をかけてもらえました。ナンバープレートには「大阪なにわ」と書いてありました。びっくりしました。まさか青森県で大阪ナンバーを見ることになるとは。地元の話で盛り上がりました。年齢差が少なかったので、大学生活の話でも盛り上がりました。その他就職のことなどいろいろアドバイスもらえました。青森名物のりんごジュースもさりげなく奢ってもらいました。青森に入ったとたんにリンゴ農園が広がって、さすが青森と思いました。青森の絶景の夕日が見える温泉を目指して移動していたそうです。歳が近くてアクティブで面白い人たちだったので、とても楽しかったです。青森→函館まではフェリーを利用しました(3200円)函館のカラオケ店で一泊して観光を楽しんで青森のネットカフェで一泊しました

 

翌日6時40分 青森駅前 出発 徒歩で移動しました。

  7時55分、青森中央ICで看板上げスタート!!

どの車が上り東北自動車道に入るのかを衛星写真で確認しました。

4台目 移動距離:290㎞

青森中央IC→志波姫PA

乗車時間:3時間50分(8:05~11:50)

乗せていただいた方の情報 青森(観光)→岩手(ご実家)
/30代(父)/30代(母)/8歳 長女/6歳 長男/4歳 次男/

看板を掲げて3分すぐに大きめのワゴン車が乗せてくれました。青森に観光にいらして、岩手の実家にかえるところだったそうです。右側の車窓から岩手山を観つつ、長い間色々な話をしました。コミュニケーション能力がとても高いお父さんでとても楽しかったです。相当な恋愛経験を積まれていた方で、貴重な体験談など聞くこともできて楽しかったです。子供たちが僕にも懐いてくれてとても可愛かったです。
11時50分 志波姫PAに到着しました。

5台目 移動距離:16㎞

志波姫PA→長者原SA
同乗時間:10分間(12:25~12:35)
乗せてくださった人:50代 夫婦
 
息子が東北大の工学部に今年入学されたと聞いて、何かしらの縁を感じました。優しい夫婦でした。次の車が捕まりやすいように、これまでよりは大き目のPAでおろしてもらうことになりました。長者原PAで再び看板を掲げていると、パトカーを捕まえてしまいました。GW中だったので警察も警戒を強めていたのでしょう。「君、ヒッチハイクしているの?」「はい」と答えると、警察官は首をかしげて「そういうの危険だなぁ、よくないと思うなぁ」と遠回しにもうやめろと言われました。しかし、ヒッチハイクは法律で禁止されていないので警察に法的拘束力はありません。「そうですよね。危険ですよね。」といって看板を上げました。ヒッチハイクやめたら僕は家に帰れません。

6台目 移動距離:45㎞

長者原SA→自宅
移動時間:50分(13:10~14:00)
PF 20代(父)/2歳(長男)/1歳(次男)/0歳(三男)

乗せていただいたのは眼鏡が似合うインテリ系のお父さん。奥さんが現在妊娠中だそうで、ご主人の実家に帰省せずに家で安静にしているそうです。後ろにはお子さんが3人が後ろですやすやと眠っていました。助手席に乗せてもらい、ふたりでこればでもヒッチハイクの経緯、なぜヒッチハイクをしようと思ったのか、大学生活のこと仙台のことなどお話しました。ご厚意でわざわざ僕の家まで送ってもらいました。とても助かりました。

まとめ


いかがだったでしょうか?
この記事を読んでみなさんのヒッチハイクのイメージに少しでも変化はあったでしょうか?「よく会話続くの?」と聞かれることがありますが、車に乗せてもらう方々はみんな優しくて可愛がってくれ向こうの方から話かっけてくれることもあるので、困るといったことはありませんでした。ヒッチハイクをしなければ、出会わなかった人と人生に関する深い話、恋愛の話をするのって貴重な体験だし、普段触れることができない様々な価値観や考え方に触れることができて自分としてもとても成長できた旅になりました。また看板を上げ始めた時のこのまま誰にも捕まらないんじゃないかというスリルがまた面白いです。看板を掲げる勇気や不安があった分だけ声をかけていただいたときの嬉しさは言葉では言い表すことができません。金額面の利点もやはり大きいです。自宅→青森港は新幹線を駆使すると交通費は11810×2=23620円。今回の旅では自宅青森港間往復交通費は仙山線北仙台→葛岡駅(189円)のみでした。僕がヒッチハイクしていたのはGW中ということもあって、割とスムーズにいったのかなとも思います。東北自動車道に関してはお盆、GWは交通量が多く気温が高いのでおすすめです。寒すぎる期間は下手すると凍死してしまうので気を付けましょう。
様々な利点があるヒッチハイクですが、知らない人の車に乗るわけですから、その分危険も伴います。特に女性ひとりでヒッチハイクを行うことは危険です。やめろとは言いませんが、僕は一切責任を取りませんのでご了承ください。

仙台から広島へのヒッチハイク旅にも2019年の年末に成功しているのでよかったらこちらも合わせてご覧ください!

 

www.totoro-wing-586.com

 
最後まで読んでいただいてありがとうございました。