【偏差値70越え】大阪府公立進学校の特徴
公立進学校の特徴についてお話しする前に僕の母校の紹介を少しだけ。
今年公開された前田敦子さんと高良健吾さん主演の映画『葬式の名人』の舞台となりました!
2019年度大阪府立茨木高校 進学実績
・京都大学 16名 ・大阪大学 73名 ・神戸大学 48名
・同志社大学 205名 ・立命館大学 324名
主な著名卒業生:川端康成
2019年度 偏差値 73
それでは公立進学校の実態について明かしていきましょう!
~目次~
周囲のレベルに圧倒される
公立進学校では中学までは学年トップクラスの成績を収めていた優秀な生徒が集結します。それに加えて授業内容、定期テスト、参加する外部模試も難しいために自分が優秀である自覚がなくなります。中学までの好成績は過去の栄光と化してしまうのです。
僕は1番初めの数学のテストで欠点(38点)。
最初の進研ゼミ模試では校内偏差値36.7。
燦燦たる結果でした。
やたらと放任主義
主体性を重視しているのか僕たち生徒はむちゃくちゃ放任されていました。新入生オリエンテーション・体育祭・文化祭などの行事はすべて生徒主体で企画をして教師は一切介入してきませんでした。
テストでは先生は試験監督を行いません。カンニングするような生徒がいないためにテストでも介入は必要ないのです。
勉強意欲は生徒それぞれ
進学校の生徒は眼鏡をかけていつも勉強しているイメージがありますが、決してそんなことありません。「勉強するときは勉強する!」「体育祭・文化祭の行事は一生懸命やる!」とメリハリがとれる生徒がおおいです。
ほぼすべての生徒が部活動に所属していて、2つ以上の部活を兼任する生徒もいるので部活加入率は100%を超えていました。
~公立進学校の生徒の特徴~
- まったく勉強せず、成績が急降下する生徒
- 今まで通り勉強して優秀な成績でいる生徒
- 勉強せずに成績が下がるも受験期に勉強して持ち直す生徒
浪人がおおい
公立進学校は浪人がおおいです。高校3年間+浪人1年間で「4年制の高校(自虐)」と言われている高校も存在します。公立進学校では秋以降になると、志望校と自分の成績に大きな隔たりを感じられ、現役での合格を諦め始める生徒層が出現します。
浪人率は約30%といったところでしょうか?
野球部の同期15人中7人が浪人しました。(46%)
↓↓浪人についてはこちらの記事も参考にしてみてください↓↓
では、なぜ公立進学校の生徒は浪人が多いのでしょうか??その理由もお伝えしていきたいと思います。
部活動・行事への熱意
公立高校の生徒は部活動や行事(遠足・体育祭・文化祭)に真剣に取り組んでいるために勉強時間が比較的すくないです。
遠足
毎年5月に遠足があります。自分たちですべて企画します。
体育祭
茨木高校の体育祭は雑誌で「日本一の体育祭」と取り上げられるほど盛大に行われます。5月から4か月間クラス会議・練習を重ね、大切であると言われている受験生の夏休みすべてを体育祭に捧げ、9月の本番を迎えました。
妙見夜光登山
大正時代から続いている徹夜で妙見山に上るといった行事です。睡魔に耐えながら50㎞の道のりを全員で歩き抜きます。
私立進学校との遅れ
公立高校では数学Ⅲ、物理、化学、倫理政経などはセンター試験直前に終わります。塾などを利用して予習しているとはいえ、高校2年生ですべての学習が終わる私立進学校にはどうしても太刀打ちできないのです。
高みを目指す
周りが優秀なので、有名大学(同志社大学・立命館大学など)に進学しても
残念だったね
と言われてしまいます。志望大学に高みを目指してしまい結果的に現役では実力も時間も足りないのです。
最後に
いかがだったでしょうか?
皆さんが思い描いていた公立進学校の認識と合っていたでしょうか?
高校進学の参考にしていただけたら幸いです。
最後まで目を通していただきありがとうございました。